数理科学科Q&A

Q1 数理科学科は普通科と何が違いますか?

A.課題研究や校外研修で自ら学べる場が多いことです。

 教育課程(授業の内容や時間数)が違います。単位数(授業時間数)が、1・3年生では普通科と同じ33単位(週33時間の授業)ですが、数理科学科2年生は34単位です。

 1年生で数学が普通科よりも1単位多く、 2年生では数学が1単位、理科が2単位多くなっています。さらに「課題研究」1単位があります。「課題研究」では、自分たちでテーマを設定して実験や調査を行い,最後にそれを発表し論文としてまとめます。大学との連携事業として大学で実験をしたり、本校で大学の先生から授業を受けたりすることもあります。また、校外研修として、ムシテックワールドや東北大学などでの研修の機会があり、最先端の科学に触れたり、わかりやすく科学を学んだりすることができます。

 全体として大きな違いは、「課題研究」があること、大学の先生の授業を受ける機会が普通科よりも多いこと、自ら学びを構築する機会があること、校外研修の機会があることです。普通科では体験できない活動ができるのが魅力です。また、大学受験にも十分に対応しており、特に理科や数学の授業時数が普通科より多く、理系大学受験に有利です。また、数理科学科に入学をしたけれども、やはり文系の大学に進学したいという生徒は、3年次に文系コース(Aコース)を選ぶことにより、地歴・公民の授業を多く受けることができます。

 

Q2 課題研究はどんなことをやるのですか?

A.自分たちでテーマを考え研究します。大学(上級学校)での学びや研究する基礎力が身につきます。

   5人程度の班で研究を行います。自分たちでテーマを設定して、2年生のおよそ半年で実験や調査を行います。それぞれの班に担当の先生がついていて、アドバイスがもらえます。11月の中間発表会、2月の最終報告会では、調査・研究の成果を論文としてまとめ、パワーポイント等を使って校内や大学の先生方の前で発表します。コミュニケーション能力や、協調性、プレゼンテーション力が身につき、進路にも有利です。

ここ数年間の研究テーマの例

「パンの極み(粉の種類による発酵の違い)」 「おいしいって何?(味覚について)」 「じゃんけんの研究」 「Runner(速く走るためには)」 「ペットボトルロケット実験」 「茶葉からのカフェインの抽出」 「廃棄物を用いた再生紙の研究」 「人気の出る宝くじ」 「衝撃材の衝撃吸収」 「冷却ジェルシートの冷却効果」 「傘の置忘れをなくすためには」 「釈迦堂川の水を飲める水に」 「絵本×数学(絵本の世界を現実世界で実証する)」

 

 

Q3 2年生の時に授業が多いと部活動、特に忙しい運動部や吹奏楽部に入れますか?

A.入れます。全く問題ありません。進路実現を達成している多くの先輩が、勉強と部活動を両立させています。

    現在の数理科学科でも運動部や吹奏楽部に所属している生徒は多くいます。また、部長(キャプテン)をする生徒も多くいます。長期休業中に校外研修等の数理科学科の活動が数回あるだけです。どの部活動でも問題なく参加できます。

 

Q4 課題研究のレポートは負担になりませんか?

A.慣れれば大丈夫ですし、自分のためになります。大学で学ぶための思考力、判断力、表現力が身につきます。

    毎回の課題研究のレポートは行ったことの意味を確認するために必ず必要です。ただし、それほど負担になるほど多く書く必要はありません。簡潔にわかったことを書けばいいので、慣れれば短時間でできます。また「課題研究」はテーマを考えたり、実際の実験をしたりするのに最初はとまどうかもしれませんが、だんだん慣れると楽しくなるものです。実際に数理科学科のアンケートでは苦労したものの1番が「課題研究」ですが、良かったものの1番も「課題研究」です。

 

Q5 受験に関係のない「課題研究」をすることに意味はあるのですか?

A.学ぶ上でとても大切な活動です。多くの先輩が大学で学んだり研究したりする力が身につき、やって良かったと考えています。

 最近の大学入試では、高校時代にどんな学びをしたのかが重要視されます。特に自ら学び問題を解決する能力が問われます。「課題研究」はこれをすることで探究能力や問題解決能力、プレゼンテーション能力が身につくことはもちろんですが、受験にも大いに活用できます。総合型選抜(旧AO入試)や学校推薦型選抜(旧推薦入試)の際には「課題研究」でしていたことをアピールできます。実際に推薦入試の面接で多くの先輩が「課題研究」について聞かれ、自信を持って答えられたと言っていました。また「課題研究」の内容が評価され、野口英世賞などで入賞できれば、入試に大きなポイントとなります。数理科学科では、これまでこの「課題研究」を利用した入試で何名もの先輩が志望大学に合格しています。

 

Q6 数理科学科は難しいと聞きました。本当ですか?

A.少人数で丁寧に教えてもらえて、進路実現のチャンスも増えます。

 数理科学科が普通科に比べて特に難しいことを学んでいるわけではありません。理科や数学の授業数が多く、丁寧に学ぶことができるので、理科や数学が好きで将来理系の大学に進学を考えている中学生の皆さんには、数理科学科への入学をおすすめします。出願の時にも、数理科学科を第一志望、普通科を第二志望にすることができますので須賀川桐陽高校を考えていて理系に進学したい生徒さんはぜひ、数理科学科を受けてください。