数理科学科Q&A

Q1 数理科学科は普通科と何が違いますか?

A.まずは、教育課程(授業の内容や時間数)が違います。また、探究の時間の活動内容が違います。

 普通科と比べ、『国語』と『地理・歴史・公民』の授業が少なく、『数学』と『理科』の授業が多くなっています。しかし、その差はそれほど大きくはなく、普通科と大差はありません。詳しいカリキュラムの比較はこちらとなります。→数理科学科と普通科のカリキュラム比較(R5).pdf 

 さらに普通科では「総合的な探究の時間」を行う時間帯に、数理科学科では「理数探究」を行います。活動内容が違います。→詳しくはこちらへ。(課題研究 活動報告へ)

 全体として大きな違いは、課題研究や校外研修で自ら学べる場が多く、普通科では体験できない活動ができるのが魅力です。また、大学受験にも十分に対応しており、特に理科や数学の授業時数が普通科より多く、理系大学受験に有利です。また、数理科学科に入学をしたけれども、やはり文系の大学に進学したいという生徒は、2年次からAコース(文系コース)を選ぶことにより、地歴・公民の授業を多く受けることができます。。

 

Q2 理数探究はどんなことをやるのですか?

A.1年生では「理数探究基礎」、2年生では「理数探究 課題研究」を行います。

   1年生では、個人による調べ学習や5人程度の班別での研究を行います。2年生では、自分たちでテーマ(課題)を設定し、約半年で実験や調査を行います。その他にも、研究の発表会や校外研修を行います。

 →詳しくはこちらへ。 数理科学科 理数探究活動一覧(R5).pdf

 

Q3 課題研究はどんなことをやるのですか?

A.自分たちでテーマを考え研究します。大学(上級学校)での学びや研究する基礎力が身につきます。

   5人程度の班で研究を行います。自分たちでテーマを設定して、2年生のおよそ半年で実験や調査を行います。それぞれの班に担当の先生がついていて、アドバイスがもらえます。中間発表会、2月の最終報告会では、調査・研究の成果を論文としてまとめ、パワーポイント等を使って校内や大学の先生方の前で発表します。コミュニケーション能力や、協調性、プレゼンテーション力が身につき、進路にも有利です。

→詳しくはこちらへ(課題研究 活動報告へ)

 

 

 

 

Q4 課題研究のレポートは負担になりませんか?

A.慣れれば大丈夫ですし、自分のためになります。大学で学ぶための思考力、判断力、表現力が身につきます。

    毎回の課題研究のレポートは行ったことの意味を確認するために必ず必要です。ただし、それほど負担になるほど多く書く必要はありません。簡潔にわかったことを書けばいいので、慣れれば短時間でできます。また「課題研究」はテーマを考えたり、実際の実験をしたりするのに最初はとまどうかもしれませんが、だんだん慣れると楽しくなるものです。実際に数理科学科のアンケートでは苦労したものの1番が「課題研究」ですが、良かったものの1番も「課題研究」です。

 

Q5 受験に関係のない「課題研究」をすることに意味はあるのですか?

A.学ぶ上でとても大切な活動です。多くの先輩が大学で学んだり研究したりする力が身につき、やって良かったと考えています。

 最近の大学入試では、高校時代にどんな学びをしたのかが重要視されます。特に自ら学び問題を解決する能力が問われます。「課題研究」はこれをすることで探究能力や問題解決能力、プレゼンテーション能力が身につくことはもちろんですが、受験にも大いに活用できます。総合型選抜(旧AO入試)や学校推薦型選抜(旧推薦入試)の際には「課題研究」でしていたことをアピールできます。実際に推薦入試の面接で多くの先輩が「課題研究」について聞かれ、自信を持って答えられたと言っていました。数理科学科では、これまでこの「課題研究」を利用した入試で何名もの先輩が志望大学に合格しています。

 

Q6 数理科学科は難しいと聞きました。本当ですか?

A.少人数で丁寧に教えてもらえて、進路実現のチャンスも増えます。

 数理科学科が普通科に比べて特に難しいことを学んでいるわけではありません。理科や数学の授業数が多く、丁寧に学ぶことができるので、理科や数学が好きで将来理系の大学に進学を考えている中学生の皆さんには、数理科学科への入学をおすすめします。出願の時にも、数理科学科を第一志望、普通科を第二志望にすることができますので須賀川桐陽高校を考えていて理系に進学したい生徒さんはぜひ、数理科学科を受けてください。